アルバイト体験談

専門学校に通いながらアルバイト!将来は社長になって社会貢献

小さい頃は事情あり家を出てからも苦労

今でこそ多少の余裕がありますが、小さい頃は苦労しました。親が育児放棄のような感じで晩御飯も食べられないような状態が続いたこともありました。けれど、学校は楽しかったし、給食もあったわけだし、「最悪ではない」と自分に言い聞かせて頑張ってきました。

ただ早く家を出たいという気持ちは年齢を重ねるにつれて大きくなりました。18歳、高校卒業と同時に、ほとんど飛び出すように住み込みで新宿の居酒屋でアルバイトを始めました。もちろん住み込みなのでルールはいくつもあるのですが、はじめて自由を味わうことができて、あの頃は楽しかったです。

接客業、人と接する仕事が自分に向いているみたいだ、と思ったのも、それくらいからだったと思います。もっと稼げるバイトはないかと貪欲に、一度挑戦してみたいと思っていたホストをやってみることに。けれど、なかなかお店にはなじめず、すぐに辞めてしまいました。

その後、このお店と出会いました

このお店との出会いは、ホスト時代に出入りしていたバーでのことでした。そこで知り合った同年齢くらいの、ボーイズバーで働いている友達に紹介されて、入店したんです。求人募集もあるし、応募してみたら、と。そうしてこの高額バイトを始めて、今で半年くらいでしょうか。まだ入りたての人間ですが、少しずつ慣れてきています。何よりも高収入が得られているので、こうしてある程度は余裕を持って過去を振り返られるわけです。

仕事の内容は、ホストと比べるとまったく違います。このお店にはノルマとか営業とかそういったハードなことはないし、あまり体力を使うような業務もありません。ご利用されるお客様も優しい方ばかりで、お相手をしていて、逆に元気をいただけたりするような場面も結構あります。

おかげでやっと今、自分の人生がスタートしたような気分です。これまでいろいろと苦労したわけですが、その分、今から取り返していきたい。でも、もちろんまだきちんと足元が固まったとは思っていないので、この仕事を通して修行していきたいと思っています。

いつかは独立して経営に関わる仕事を

独立する、社長になる、ということを最近将来の夢としてよく考えます。なんだか浅はかみたいですが、高校時代からあまり勉強には集中していなかったので、その方面から普通の会社に入って今からキャリアを築いていくとは、とてもイメージできないんです。

だから、自分で独立して何かやる、と考える方がまだ現実的です。接客以外何のスキルもない自分ですが、幸い、このお店のお客様を通じて入ってくる情報量は多く、株とか投資なんかの情報もよく聞いています。その関連で、最近ではビジネス系の専門学校に通うという具体的な道筋もひとつ見えてきました。

今はその専門学校の学費を貯めるために働く、ということから一歩ずつやって、いつか自分の趣味とかそういうものと絡めた会社の社長に、そういうビジョンを持っています。こういうことを言うと偽善みたいですが、自分が経験したような育児放棄をこれ以上世界で広げないために、何か社会貢献できる活動もできればと考えています。