ここ最近は少し変わった傾向があります
このボーイズバーで働き始めて、約2年になる者です。いろいろなパターンを経験してきましたが、最近はまた、ちょっと変わった傾向が出てきて面白いので、そのことについて書きたいと思います。僕自身のあくまで個人的なことなので、参考になるかわかりませんが。
僕がこの仕事を始めたきっかけは本当に単純なものでした。高額バイト、場所は新宿、最低でもお金はこれくらいほしいというイメージで求人募集を探して、辿りついたのがここです。始めてみたらすぐにお店の雰囲気にもなじめて、こうして二年続いている次第です。
最初の方ははじめての経験に戸惑うことも多かったですが、そのときどきにいろんなお客様に良くしていただいて、ある程度、「こういう方にはこんな接客をする」という引き出しを自分の中に作ってきました。それが最近、そのマニュアル外の方が増えているんです。
高齢のお客様の接客、勉強になります
僕自身が勤務年数が長くなってきたこともあるのか、最近は運営さんから高齢のお客様の指名につけていただくことが多くなってきました。これは僕もあまりしたことのない経験です。とはいえ、ご年配のお客様が難しいというわけではないので、負担ではありません。
むしろ、やはりお年を召されているだけあり、ご年配のお客様がお話されることは、勉強になる内容が多いです。そして、落ち着いた雰囲気のあるそのような方から指名されることに、一種の喜びを感じもします。自分もそれくらい信頼されるキャストになったんだな、と。
こういった指名のパターンとして、やはり、あまりワーッとテンションをあげて盛り上げるという雰囲気にはなりません(少なくとも今のところ、ですが)。むしろ、やはり今は密を避ける意味でも、待ち合わせ場所がお店で、一杯飲んだらすぐに移動してデートというスタイルが多いです。僕自身も安心できるし、高齢のお客様のアテンドに最適だと思います。
昨年からこんな状況が続いていますが…
三密を避ける、という自粛ムードが昨年からもう丸一年くらい続いているわけですが、お店の雰囲気はというと、もちろんその時々の感じに対応しながら、とはいえ低調になっているとは思えません。僕は2年いるので、波があればわかります。特にそれは感じません。
自分自身の給料の面から言ってもそうで、実際、ほとんど増減はないです。むしろ、こうやって高齢のお客様を優先的につけていただけるおかげで、稼ぎは安定しています。それにそのような方は、やはり、使われるお金も結構なもので、僕もその恩恵に預かっています。
いつかこのお店を卒業するときがくるのかな、とは考えないではありません。いつまでも続けられる仕事ではないので、やはり引き際と今後のことはイメージしておかないと、と思います。けれど、コロナ明けまでは少なくとも在籍して、引き続きお店の力になりたいです。