ボーイズバーアルバイト体験談 2020 / 12 / 21

お客様のコネで作曲の仕事を頂ける様になったバンドマン

いつの時代もバンドマンは貧乏です

中学くらいから楽器をさわりはじめて、高校からバンドを組んで、解散とか新しいメンバーで組み直したりで、なんだかんだ今のかたちに落ち着いて5年くらいです。バンドは楽しいし、雰囲気もいいので、このままライブとか地道に録音とかも続けていこうと思います。

ただバンドマンはやっぱり貧乏なんですよね。なかなか稼げない。というか、稼ぐそばからバンド活動のために金が出ていくので、余裕はまったくないです。生活費ギリギリ。以前まではたまにバンド仲間から金を借りたりしていましたが、そうするとだんだん、バンドの中の空気が悪くなってくるんです。

とはいえ、どこかでサラリーマン・正社員をしながらバンド活動をするというイメージはできず、高収入のバイトを中心に、これまでは土木作業や薬の治験というちょっときわどい系や、舞台装置の制作などもちょくちょくやってコネを作ろうともしてきました。ただ、もともと体力がある方ではないので、やっぱりキツい…。

そこで、体力的にも精神的にも安心して続けられるアルバイトを求めて、ちょうどそのタイミングで求人募集が出ていたボーイズバーに応募しました。なんでもやってやるというつもりだったので、その時点で仕事内容とかは気にしていなかったですね。

まさか音楽関係で繋がれるとは…

ボーイズバーの仕事には、最初は苦戦しましたが、少しずつ慣れました。三ヶ月くらいやってみて、週に3回で生活費とバンド活動費を捻出できるとわかってからは、そのペースで出勤しています。

この仕事をやっていて、何よりも良かったのは、自分の中でちょっとだけ暗いところがあった性格がわりと直ったところです。いろいろなお客様との接客の中で、何も喋ることだけが能じゃないんだ、聞くこともコミュニケーションのひとつだし、自分のスタイルは受身でもいいんだ、と思うと、自然な態度でお相手をできるようになりました。

そのおかげか、あるとき連続で指名されてくださっていたお客様から「実は」と切り出されて、アイドルやアニメの音楽の制作の仕事を紹介していただくことができました。「自分にはよくわからない世界だけど、あなたなら信頼できるから」と。

バンドの道も開けてきました

作曲の仕事は、そうして最初にお客様のコネで依頼していただいたときから、月に1回程度ある感じです。それも小さな仕事だったり、すでにある音楽の微調整だったりと、それくらいですが、じょじょにキャリアができてきているのですごく充実感があります。

もちろん作曲の仕事だけではまだ食えないです。ただ、バンド活動も僕が作曲の仕事を始めたことで少し勢いが出てきて、僕の名前でライブを見にきてくれる方もいらしたりして、ミュージシャンとしての道も開けてきました。

ボーイズバーで働きだした頃には、想像もしなかった展開です。稼げるし、今では音楽関係にも好影響が広がり、今とてもいい感じで毎日を過ごしています。同じバンドマンや、何か困っている人には、そのようなお客様の親切さもあり、おすすめしたい高額バイトです。