アルバイト体験談

ボーイズバーのキャストになって将来の夢が拡がった

コロナ禍で自分のバーは閉店

私はこの2年ほど、バー経営をやってきました。商売はなかなかうまくいっていたと思います。けれど、このコロナ禍は予想できなかった…誰だってそうだと思いますけれど、コロナのあおりをモロに食らってしまいました。

慎重派の私は、こういうときのための保険でもあったらもちろん加入していたんですけど…そんなのもないですしね。まあ、アフターコロナにはもしかしたらできるのかもしれないけれど、今はそんなことを考えても仕方ありません。

といって、楽しかったバー経営、「自分の店」というものをあきらめるつもりはなく、アフターコロナに向けて、資金調達のつもりで、何か大きく稼げる仕事がないかと、高額バイトを探しました。

コミュニケーションはお手のもの ボーイズバーに応募

バーではいろいろな人々と関わりました。だから、コミュニケーションはお手のもの。そんな私が選んだのは、そのとき求人募集していた、ボーイズバーのキャストでした。けれど、華やかな新宿のお店で、やってこられるお客様は、私がこれまでお相手にしてきた方々よりも、ずっとディープな人も多く、お話ししながら、「すごい世界があるもんだな」と感心させられることばかり。

これもバー経営に役立つと思い、毎日、高収入をいただきながら、あらためてこの手の仕事の勉強をさせていただいています。そういう意味でも、ありがたいです。

仕事そのものは、やはり私にとっては気楽なものです。お客様が良い方、といいますか、非常に面白い方が多いからですかね。指名されて時間の終わりまで、本当にアッという間というときもあります。

資金は順調に貯まりつつあります

いずれバーを再開したいという夢は、もちろん今も燃え続けています。このボーイズバーのお店の経営に見習わせてもらいながら、「ここはああした方がよかった」と反省することもよくあります。

おかげさまでいいお客様に恵まれて、お店でも丁寧に扱っていただき、資金調達は順調です。このペースでいけば、思っていたよりも早い段階で、また自分の店をやる生活に戻れるかもしれません。

といっても、社会の情勢の方で、今はまだまだそれがなかなかカンタンじゃない雰囲気もありますよね。そこが一番重要で、タイミングを見て動き出さないと、また同じことになるのは目に見えています。

ここで出世したい、という思いも

最近では、少し考えが変わってきました。キャストの仕事ももちろん楽しいし、やはり人と話すことは自分の元気の源にもなっていると思うのですが、それよりも現場をちょっと離れた、管理職を目指すのもアリかな、と。

ここでいう、マネージャーとか、主任といった役職ですね。みなさん非常にいい人で、さすがにこの世界に慣れているだけあって、独特の穏やかさがあります。こういう人たちと一緒に肩を並べて、お店を回す仕事をしてみるのも、いいんじゃないか、と思ったりします。

自分の夢をすっかり捨ててしまうわけではないのですが、より深くこのような仕事の真髄を知るために、管理職に出世するため、今後はまた意識を変えてやっていきたいです。