ボーイズバーアルバイト体験談 2020 / 03 / 31

元ボーイズバーで働いていたおかげでお客様がスポンサー

デビュー前はボーイズバーで働いていました

現在自分はプロボクサーとして日々励んでいます。しかしボクサーの道は険しく、プロへ辿り着くまではほかに仕事をしなければなりませんでした。ボクシングとバイトの二足のわらじは制約が多く、選べない仕事が多いのが欠点です。いろいろ悩んだうえに、当時の自分はボーイズバーで生計を立てることを決めました。

ボーイズバーを選んだ第一の理由は給料がいいことです。ボクサーは練習中に多くの怪我を負います。いくらかはジムがサポートしてくれるもののやはり自費でケアしなくてはならない部分は多く、その出費は多くのアマチュアボクサーとしては痛手です。また一日中ランニングするためシューズもすぐ履きつぶしてしまい、頻繁に買い換えなくてはなりません。プロとして成功するまでの貧乏生活は覚悟のうえですが、それでも少しでも負担を軽くするためには高額バイトを選ぶ必要がありました。

男性ができる高額バイトとなるとほかにはホストがあります。しかし自分はボクサーであるため減量に努めなくてはいけません。試合前は水を飲むことも制限されます。そのため、お客様に合わせてアルコールを飲まなくてはならないホストはボクサーには不向きです。一方でボーイズバーはホストとは違いノンアルコールが許される場であったため、減量中でも働ける環境でした。

お客様の応援が嬉しかったです

日々鍛えているため胸板は厚く、マッチョ系スタッフとして入店しました。ボーイズバーのスタッフは基本的に体格が良い方が多いものの自分レベルはさすがに珍しく、すぐに多くのお客様から歓迎されるようになったのです。また、なんとしても包帯やシューズの費用を稼がないとという意識が現れていたのでしょう。ボクシングだけでなくボーイズバーという仕事をひたむきに頑張っている姿が気に入ったとご指名をくださる方も入店後しばらくして現れ始めました。

ボクサーは日々過酷な練習に耐えなくてはならず、さらに厳しい減量も行わなくてはいけないため心が折れそうになることも少なくありません。しかしその度にお客様から応援の声をいただき、なんとか頑張り続けることができました。大事な試合に勝った後の指名で特別にプレゼントをくださる方もいて、そういった支えがなかったら今頃はボクシングをやめていただろうと思います。

お客様がスポンサーになってくださいました

ボクシングジムとボーイズバーを行き来する毎日が何年か続いた後、とうとうデビュー決定の日が訪れました。それを聞き付けてお客様がスポンサーを名乗り出てくださり、非常に嬉しかったことを記憶しています。さらにデビュー戦にはボーイズバーのスタッフ総出で会場に来て、リングを揺さぶるほどの大きな声で応援してくれました。

今はプロボクサーとして生計を立てられているため、ボーイズバーの仕事は止めています。二足のわらじを履く生活はもちろん大変なことが多くあったものの、それに勝る楽しいことに溢れていました。スポンサーになってくださった方を含め、当時のお客様の中には現在でも交流が続いている方がいらっしゃいます。もし自分が後輩からおすすめのバイトを聞かれたときには、迷わずにボーイズバーを紹介するでしょう。