月20万以上というのが、東京で生活するときには、最低ラインかな、と思います。
頑張りさえすれば簡単な金額みたいに思えるのですが、僕は、普通の会社員をしているわけでもないので、給料はさっぱりです。ギリギリというレべルでこれまでやってきました。
お酒が好きで、バーテンダーという仕事を選んだんです。今は見習いの身分で、まあ薄給でもそれはそれで仕方ないか、と受け止める気持ちもあります。ただ、さすがにこれがずっと続くと思うと、いつまで経っても自立というか、独立できそうにないし、出世しても雇われ店長がせいぜいというところだと思います。だから、時々副業で稼いで貯金を作ろう!と考えたのが、ボーイズバーでの仕事を始めた理由でした。
仕事はわりとすっとなじめた方だと思います。この世界、適性はある程度くらいまでは必要みたいですが、自分の場合、バーテンダー志望だし、お喋りが半分商売みたいな感じだったので、接客には特に難しさを感じませんでした。
それに、ボーイズバーで様々なお客様と接することは、単純に、いい経験になります。将来独立してバーをやりたい身としては、勉強しながら働かせてもらっている感じです。大体、応募のときから、憧れてるみたいな気分もありましたし、給料の良さに惹かれたのも事実ですが、働き始めてみると、他にもいいことがたくさんあることに気付きました。
月20万以上という都会での最低の生活資金は、本業プラス副業で、今は問題なくクリアしています。日によっては予想以上のもらえることもあります。自分は結構慎重な性格だし、派手にお金を使うタイプでもないので、将来のための貯金もできています。日々勉強しながら経験を積んで、しかも資金も貯めて、楽しく働かせてもらっているのだから文句はありません。
ただ一つ、自分でもここは気を付けないといけないと思っているのは、接客の引き出しをもっと多く作ることもそうですが、意外にファッションとか清潔感だったりします。繰り返し指名してくださるお客様に合うときには、特に、「前と同じ服装になってないかな」と考えたり、「ちゃんと見た目はきれいな感じになってるかな」と注意するようにしています。
そういう外見的な部分って、おろそかになると、楽してずっとそのままですから。自分はファッションとかも好きなので、まあ趣味も兼ねて、いろいろコーディネートは考えるようにしています。それがどれだけ功を奏しているか、今のところお客様からはっきりと褒められたこともありませんが(笑)でも、こちらの気持ちの問題として、新しいいい服で決めると、「今日も頑張るぞ」というやる気が湧いてきます。だから、やっぱり大事ですね。
本業の方にも、副業を始めてからキツくなったとか、そんなこともないです。というかキツくならないように、働き方はこちらの都合に合わせてもらっているところがあって、お店のスタッフさんには自分勝手ばっかり言って申し訳ないですが、助けられています。
いつも本当にありがとうございます。