アルバイト体験談

自分に自信がない人も大丈夫!高額バイトにチャレンジ!

投稿者 ユウキ(22歳)

この仕事を始めるまで、自分は、ほとんど生きていないにも等しい存在でした。

昔から不登校で、友達もいない。生きがいというものは、アニメとかゲームとか、そういうものでした。それが悪いというわけではないと思うのですが、心の中に、何か深い満たされないものがあったことは事実です。自分に自信がないので、人と接することにも苦しさがありました。

でも、もうさすがにこんな年になって、いつまでも暗いままではいられません。現実的に自立して生活しているだけの稼ぎとか、そういうものも必要でした。だから、いささか急ではあるんですが、荒療治というか、自分に自信がないことの克服という意味もこめて、ボーイズバーでの仕事を始めたんです。

知人から紹介を受けて入ったのですが、最初は、やっぱり不安でした。だって、これまで暗いみじめな生活を送ってきた自分が、そんな華やかな場所にすぐに溶け込めるとは思えません。

でも、人生って本当に何が役に立つかわからないもので、だんだんと、僕みたいな暗い人間でも指名してくれるお客様が増えてきた…というのは、引きこもりみたいな生活を送っていた時期に読んだ本や見た映画なんかの知識で、意外に話題があって、それがウケたみたいでした。

そして、そうなると段々、場数をこなすごとに自分の中にも経験則みたいなものができてきて、こういったタイプのお客様はこちらから盛り上げないと、とか、よく喋られるお客様だと自分は聞き上手にならないと、というような戦略ができてきます。

そんなちょっとしたコツを掴んだ頃から、徐々にボーイズバーの仕事が楽しいものになってきました。しかも、高額報酬です。おかげで生活のランクは三段階くらい上げられました。六畳一間で生活していた頃のことなんて、今では、もう嘘みたいに思えることがあります。

不登校で友達もいない、二次元の世界だけが生きがいみたいな僕でしたが、それでもちょっとした挑戦でコンプレックスを克服して、ボーイズバーというお店に、自分の居場所を作ることができました。だから、誰にでもできるはず…というと、少し安易でしょうか。

今、こうやって、一時的なことかもしれませんが成功を手にして、思うことがあります。それは、人生、何をやっている時間も、後から役に立ってくる可能性があるということです。自分がみじめに逼塞して暮らしていた時間だって、今では無駄ではなかったと思えます。おかげで、なんというんでしょう、自己評価みたいなものも上がりました。もう自分のことをちっぽけでくだらない存在だと卑下することもありません。

もちろん、これがいつまでも続くとは思っていませんが、せっかく与えられたチャンスだと思い、続く限りにおいて努力して、自分の中での「目標額」を貯めたいと思います。そして、それを達成したら、何かまた新しいことに挑戦し、人生を開いていきたいです。簡単なことではないかもしれませんが、できそうな気がします。