アルバイト体験談

母親の生活を助けるためにボーイズバーの高額バイトにチャレンジ!

母のためにとにかく稼げるバイトを始めました

母子家庭で育って、今は専門学校生です。決して生い立ちは裕福といえませんでしたが幸せな生活を送っていました。けれどこういう情勢になって、母親が少し不安定というか病気になってしまったので、自分が働いて生活を支えることに。そこに迷いはありませんでした。今は学校とかそういうのは関係なく、母との生活を維持するためにできることなら何でもという気持ちでした。

ただこれまでずっと続けていたコンビニのバイトではさすがにキツいので、高額バイトを片っ端から探して、求人を見繕いました。片っ端からとはいっても目先の募集にポンポンと反応して応募するのはかえって非効率な気がしたので、自分に合いそうなものをピンポイントで狙い撃ちするつもりで、最終的にこれだと思い面接に行ったのがボーイズバーでした。

水商売に関しては、うまくいくもいかないも自分の力次第というイメージがありました。それならばむしろ今の僕の負けん気ならば、かりに逆風が吹いてもそれを力にできるだけの勢いがあるのではないかと、腹をくくって面接に挑み、採用されました。「まあラクにやりなよ」とそのときの担当者の方には力を抜けといわれましたが、こちらは生活がかかっているのでそうもいきません。

思っていたよりも易しいバイトで拍子抜け

そんな風に結構気負い立ってというかそれなりにいろいろ賭けるつもりで飛び込んできたので、このボーイズバーの仕事が「あれっ?」というくらい実際体力的にも精神的にもノーストレスなのには、ちょっと驚きました。ラクにやりなよ、と面接時にいわれた意味が、じょじょに分かってきました。

来店されるお客様、店外指名で呼んでくださるお客様も、そこまでなんというかカタい接客を求めてはおられないんですね。むしろ、「自然さ」のようなものがご要望の内容みたいで、最初は逆に戸惑いましたが、それならばそれで、こちらもナチュラルな雰囲気でお相手するだけです。

といってもお相手するお客様は相当リッチなので、「ナチュラル」にしようと思っても、すごい金銭感覚とかにビビってしまうわけですが…それも、慣れです。もう慣れました。そして、若いうちにこういう世界を覗くことができるのは良いことなのかもしれないな、とポジティブに考えて、受け入れています。ただ自分の金銭感覚まで狂うことがないように、どれだけ稼げた月で高収入でも、気は引き締めています。

今は次第に元通り、生活も順調に

自分が稼いでなんとか生活が維持し、むしろこれまでより少し余裕ができてきて、母の体調もよくなってきたので、良かったです。なんとか、以前までのような明るさ、幸せな雰囲気を取り戻せました。

母子家庭で育ったせいもあってか、多少上向きになっても、もちろんお金のことで油断はしません。今はいいですが、将来どうなるかわからないので、「数時間でこれだけ稼げる」という調子のいい高額バイトではありますが、それもいつまで続くか、と緊張感は切らさないようにしています。

ただそうして気をつけてやっていく限り、接客の質も向上して、お客様にも愛されるようなキャストになれるのかなと思います。そうすれば、学業の合間にこのバイトも続けていけるだろうし、もちろんお金もたくさん稼いで奨学金の前倒し返済もできそうです。未来は決して暗くありません。何もかも自分の気持ちの持ちよう次第です。