アルバイト体験談

人生一発逆転のため寮付きの警備のバイトから出張ホストに転職

このまま人生終わるわけにはいかないと奮起

今年23歳になるフリーターです。大学は卒業したのですがフラフラして定職にもつかずにいるうちに親との関係が悪くなって家を出てきました。こんな社会の状況でも求人が多いのは東京とやってきて、寮付きの警備会社に就職しました。

警備員というのは適当なもんで、本当にやろうと思えば徹底的に手を抜けるし、どこまでもぼけーっとしていられます。ただ薄給だし、やっぱり周りを見てみると、同じ警備員の仲間はもうそこそこのおじさんで、街を歩いている自分と同じくらいの若いやつは楽しそうだし、俺は一体何をやっているんだろうと思いました。

毎日えんえんと続く同じようなことの繰り返し。おまけに、最初はラッキーと思っていた寮もずっと住んでいると生活環境も決していいとは言えなくて、それでも時間になったらロボットみたいに出勤しないといけないしで、まるで閉じこめられた奴隷みたいです。このまま人生終わるわけにはいかないと、奮起しました。

警備の仕事から出張ホストの道へ

親に勘当みたいな感じで追い出されて家出、人生一発逆転を狙う。と意気込んだのはいいですが、自分の頭では、高額バイトを探すくらいしかさしあたり現実的に道はありません。けれど、その求人に関しては結構絞り込みました。そして、これだとピンときたのがボーイズバーの出張ホストの仕事だったんです。あえて自分にはアゲインストだと思うようなものを選びました。「自分自身を変えるチャンスだ!」と。

募集が出ている今がチャンスだと勢いのまま飛び込んで、面接時の記憶は緊張していたせいかほとんどありませんが、とりあえず採用してもらうことができました。一回目の出勤のことも実はよく覚えていないのですが、最初のお客様に今に至るまでリピートで指名をいただけているので、まあ緊張していたなりに失礼のない良い接客ができたのかもしれません。

次第に仕事はこなせるようになってきました。どんなパターンにも、それなりに対応できるくらいの接客術が身についてきたようです。おかげでお金の面も、うん、充分に高収入といっていいレベルになったと思います。ただその頃は保険を張って、一発逆転とは言っても、びびって警備会社は続けましたが、三ヶ月後には辞めました。

今は新宿で車も持てる暮らしをしています

自分の計画は、ほとんど成功を収めたといえると思います。いろいろありましたが今では新宿で一人暮らしして、車も持てているのだから、この若さでは良い方でしょう。あのとき考え方を変えて、こんな奴隷生活から抜け出してやると立ち上がったのは良い選択だったと思います。

それにこういう風に稼げる仕事をして、衣食住もしっかりしてくると、考え方も変わってきます。これまでは悲観的になりそうで将来のことなんて目を閉じて避けようとしていましたが、今はしっかりと前を見据えています。このお仕事を通して知り合うお客様が経営や投資の話をされることが多いので、自分もその分野でなんとかできないかと、勉強をしています。

セミナーにもたくさん通っていて、今は稼いだお金を少しずつ運用するような真似事レベルではありますが、そういうこともやって多少の収益は上げています。このまま軌道に乗っていけば、将来的に不動産投資もしたいなと考えています。