実は私も酒を飲めないんです
またゆるいマネージャーからの話です。ちゃんと求人募集の話をしろと店長から言われたりもするんですけど、まあいつもいつも新宿で高額バイトしてみませんかでは、自分でもレパートリーが尽きるので(正直)、こういう風にだらだら書くこともあっていいでしょう。
このボーイズバーでは結構長いですが、店舗業務として毎日のようにあるのが、キャストの面接です。そこでよく聞かれることその一に上がるのが、「お酒は飲めないのですが大丈夫ですか」です。まったく、そんな人がなぜ…とは思いません。私もそうだからです(笑)
実はこの業界そういう人多いんですよ。水商売全体を見渡しても、意外に。その上コミュ力ないし、モテないし…みたいな負の要素を持っている人、結構たくさんいます。それでも勇気出してきてるんだから、じゃあやってみるか、とこっちからはお誘いをかけるわけです。
何事も適材適所だと思っています
仕事をする上で心掛けていることとして、適材適所、という言葉がぴったりきます。僕もそうですが、実際、カラオケとかもヘタで何も取り柄もなかった人間が裏方にだけはちょこっと伸びしろがあってこうやって成長したわけですから、とにかく居場所は何かあるんです。
それはキャストに仕事を回すときもそうです。なるべく相性の良さそうなお客様につけるようにしています。その方がお互い居心地良い時間を過ごせるだろうし。むろん良い給料をあげるために、そしてそれは双方の満足にもつながるしで、最上のマッチングですよね。
だからキャストのことはきちんと見るようにしています。ここは真面目な話です。面接のときにアレコレ聞くのも、そういう意味合いで、別に裏を探ろうとかそういうわけではありません。本当に店舗業務を考える上で、キャストの内面を知ることは、すごく大事なんです。
そのほかに、そうだなあ…
そろそろ書くことがなくなってきました(笑)その他に、そうだなあ、心掛けていることといえば、僕の立場上、得手不得手というのは、やはり見抜かないといけない部分ですね。さっきの話の延長で、そこだけはちゃんと、と強調します。これがわからないといけない。
というのも、そうじゃないと、一日で音を上げてしまう子も実際いるわけです。もちろんなんとかつなぎとめようとはしますが、まあそこは、本人の意思によるところも大きいので無理強いはしません。ただコミュニケーション下手とか、そういう部分を見抜けずにウェーイ系のお客様をつけてしまったときには、こっちが猛反省。すみませんと謝るだけだし、二度と繰り返しちゃいけないミスだと思います。
僕も長いことこのお店にいて、今の立場で、現場の空気を吸っていてよく感じるのはそういう部分かな。キャストたちにはまた別の考え方があるでしょうね。あまり不満とかは出てこないでしょうが、それも彼らの世話を焼いていて、ないわけではないと思うので、あしからず…。