アルバイト体験談

コロナの影響で失業した元居酒屋店員がボーイズバーキャストに転身

居酒屋が閉店になって転職

もともと、新宿の居酒屋店員をやっていました。仕事は好きだったのですが、コロナの影響で閉店に追い込まれてしまいました。このご時勢なので仕方ありません。ただ、解雇となってしまい、そうなるとやはり、すぐにお金が必要となります。蓄えもありませんでした。

実は僕は、2020年の春からアルバイトで働いていた居酒屋の社員になったんです。正社員にならせていただき、そうなるとやはり勤務先は近いところがいいだろうと、新宿のお店だったので、近くに引っ越してきたのですが、お店がなくなると、高い家賃がかさむばかりです。

けれど、幸い新宿にはいろいろな仕事があふれていることも事実です。蓄えがないのに多少は焦りながら、せっかく高額バイトがいろいろあるのだから、求人募集を見繕って、自分に向いていそうな接客業を探して、同じ新宿のボーイズバーの面接を受けました。

今はいい感じに落ち着いています

夏前くらいから働き始めて、今で大体、半年弱くらいでしょうか。お店の仕事には、わりあい最初の方で慣れました。ボーイズバーの仕事が、まあ、居酒屋の店員と若干近いところにあったせいもあるかもしれません。

お店の仕事も楽しんでできています。多彩な経歴をお持ちのお客様とのコミュニケーションは、勉強になるし、面白いし、あっという間に時間が過ぎていくように感じます。それで高収入がいただけるのだから、こんなのでいいのだろうか、と少し思ったりするくらいです。

おかげで、今は生活も落ち着きました。実は新宿に引っ越してくるときに、ちょっとお金がギリギリだったのですが、その引越し代も二か月くらいで回収できました。もちろん、生活費と両立しながらです。それも、根をつめて出勤するわけでもなく、比較的ゆるいペースで働いて、稼ぐことができました。

東京にはいろんな可能性があると思います

自分の場合は、コロナの影響で閉店、解雇、そして転職という流れでしたが、お店のキャストが入ってきた理由を聞くと、本当に様々ですね。「なんとなく」という人もいたりしますし、そこまで「真剣」という方が少ないかもしれません。もちろん、仕事に誇りを持ってやっている人はたくさんいますが、スタートは、人それぞれです。

常に(たぶん)求人募集が出ているような繁盛しているお店なので、そういう風に、いろいろな人が入ってくるのかもしれませんね。それまで自分の知らない世界でしたが、飛び込んでみると、面白い経験がたくさんできて、これは良い選択をしたと思っています。

僕と同じような境遇の方は、この東京に本当に無数にいると思います。今のご時勢では困っていない人の方が少ないくらいではないでしょうか。けれど、全国で一番大変なのが東京かもしれませんが、同じように、全国でもっとも可能性があるのも、やはりこの大都会の東京であり、その中心の新宿です。稼げる高額バイトはいくらでもあるので、ボーイズバーも一つの候補に入れながら、「なんとかなる」の精神でとにかく動いてみることを勧めたいです。