ボーイズバーアルバイト体験談 2020 / 11 / 05

元オリンピック代表候補が就職前にボーイズバーに応募

オリンピックを目指した日々から

僕は、元アマレスのオリンピック代表候補でした。

ずっと身体を鍛えてきて、高校生までは真剣にオリンピックを目指して毎日練習してきました。あの辛かったけれど充実した日々は、僕に、「やる気になれば何でもできる」という勇気を与えてくれている気がします。

元、というのは、残念ながら選手は断念したためです。というのも、推薦で大学まで進学したのですが、一年生のときに靭帯を痛めてしまったんです。これが大きな怪我でして…自分の中でも葛藤があったのですが、「本気」と思える力を発揮できない以上、半端な気持ちでこれまで頑張ってきたスポーツに再度選手として取り組もうという気にはなれず、今後はサポートに回ろうと決断しました。

他の世界も覗いてみたいという気持ちから

そんなこんなで大学一年生が過ぎ、二年生くらいから部のサポートの役割に回って、やっぱりこれまでビシビシやってきた分、少し物足りないような部分があったんですよね。力を持て余してしまうというか。そういう不満足な生活が、三年生まで続きました。

それで大学四年生の頃、就職前に、ちょっと他の世界も覗いてみたい、何かこれまで自分とまったく縁がなかったような…という気持ちを起こして、せっかくなので華やかな新宿の街で高額バイトがしたいと思い、求人を探しました。

そして見つけたのが、ボーイズバーの仕事です。接客業といっても、ちょっと変わった感じのする仕事、というイメージで、もともと好奇心旺盛でもある僕は、心をくすぐられ、応募しました。

ゼロからのスタートだけどすぐに馴染みました

ちょっとした覗き見感覚というか、まあ、そんな気軽な気持ちで始めた仕事です。おまけに僕はこれまで、接客業といっても、レジ打ち以外、ロクなものは経験していません。

ゼロからのスタートでしたが、入店時に丁寧なオリエンテーションがあって、それで少し緊張がほぐれたという感じでしょうか。「その柔らかい雰囲気なら、お客様にも好いてもらえるよ」と励まされて、ボーイズバーで最初のお仕事スタートです。

そのときの最初のお客様が、今でも、毎回指名してくれる常連様となる、本当にお優しい方でした。これが僕にとっては大きかったと思います。怪我のことなんかも話してみると、すごく同情してくれて、「自分も昔はこんな夢があった…」というような話をして、親密な雰囲気に。あとはリラックスして普通に楽しくおしゃべりして、初指名をクリアしました。

それからは、日によって多い少ないはありますが、幸い指名が途切れることなく、安定してお仕事をさせていただいています。やはり稼げる仕事で、大学四年生の身分にしては、なかなか高収入ですね。

代表候補たちのサポートをしながら

今は、大学で代表候補たちのサポートをして、夜はボーイズバーで高額バイトをするという日々をしながら、就職前の準備にも力を入れています。

でも、自分としては、結構今の生活が充実していたりするんですよね。ここで無理して会社員になって、何が楽しいんだろう、と疑問に思ったりします。

だから、あのとき求人募集に応募したことが良い機縁だったと思って、それこそまた別の夢が見つかるまで、大学を卒業しても学外サポーターとしてアマレスの世界に関わりながら、ボーイズバーの仕事ができれば、とも考えています。