アルバイト体験談

急に仕事がなくなった元とび職がボーイズバーで稼いで貯蓄

僕は高卒からずっとガテン系。いわゆるとび職で3年くらい真剣に働いてきました。しかしある事情があって、今はボーイズバーの高額バイトに転職し、ガテン系だってとても楽しかったですが、これはこれで、給料もいいし何よりやりがいを感じて働けています。

退職から再就職まで 最初の勇気は要ったけれど

とび職で生計を立てていて、若いのもあって、同年代と比べても割合いいお給料をもらっていました。こんなことあまり言うものでもありませんが、自分はそこまでちゃんと勉強してきたわけでもありません。それでも、この身一つで、生活していくには充分なお金をもらい、しかも仕事のおかげで日に日に鍛えられていく肉体に誇りを感じていました。

しかし、転機は突然訪れるものです。それまでも雨で現場が流れるというのはよくありましたが、今度は、完全に作業が一時停止。理由は、資材の停滞です。具体的に言うと家の設計で、トイレの便器が不足している状態なんです。工程上、すごく重要な部分で、これが滞ると、作業は一時停止、いや、供給のめども立たない状態では、ほとんど完全停止です。親方から「悪いが少し休んでくれ」と言われて、そのとき、貯金はほぼゼロでした。

けれど、僕としては、今社会を覆っている暗いムードが嫌で、「こんなときこそポジティブだ!」と考えました。仕事がなくなったのは、まあただそれだけのことだと、割り切って次の、ひとまずはつなぎのバイトを探しました。そして応募したのが、このメンズバーの仕事でした。友人が似たような仕事をしていて、それを正直少し羨ましいとも思っていたので…。まあ自分のようなガチムチがどうかと、応募するときには勇気が要ったし、少し求められるイメージが違うんじゃないかと思ったのですが、結果は、「正解」でした。

細見なヤサ男じゃなくてもボーイズバーには居場所がある!

面接に行ったら、確認するところはしっかりと、けれど全体的に固い感じもなくあっさり採用されてしまい、その感じには見合わないほど「今は新型コロナの影響で」と衛生面でもかなり丁寧な説明があって、これは安心して働ける職場だなと思いました。なんでも「力任せ」だった足場を組むような職場の雰囲気とは、この時点で大違い、ともいえます。

とはいえ、本当に最初の考え方としては、「やっぱりホストみたいな細見な男が人気なんだろうな」というもので、筋肉の塊みたいな自分は、勝手に気後れを感じていました。けれど、実際にお客様に指名されてみると、これが違うんですね。むしろ、僕みたいなしっかりとしたガタイの男がタイプ、好み、というお客様も多く、お店でも重宝されています。今では元ガテン系のガッシリ男といえば、まあちょっと思い上がりかもしれませんけど、たぶん僕がお店の看板じゃないでしょうか。それくらい連日指名、稼いで貯蓄しています。

採用されてから、今働き出して二ヶ月弱くらいでしょうか。まだ社会の雰囲気は変わりそうにないですね。自分としても現場に戻ることに特にこだわりを感じてはいないので、しばらくは新宿でこの高額バイトの職に力を入れてみようと思います。もっともっと稼いで貯蓄して、何か独立してやりたい、と思えるまでに、希望が持てる高収入バイトです。