アルバイト体験談

ストレスでドラッグストアを退社しレンタル彼氏の仕事に転職

先日まで、私は大手ドラッグストアで働いていました。自分ながら、非常に勤勉な社員だったと思います。5年ほど勤続し、登録管理者の資格も取りました。お店でも頼りにされていたと思います。このような状況にならなければ、もっと長く仕事を続けるつもりでした。

コロナウィルスの影響で退職 ストレスで脱毛症に

昨今の報道で周知のとおり、新型コロナウィルスの流行で、私の働いていた大手ドラッグストアはむしろ逆風を喰らうことになりました。マスクはもちろん、トイレットペーパーやティッシュペーパーが売り切れ続出。そして定期的に在庫を確保できない、定量を供給できないという状態が続き、連日、お客さんに怒鳴られる日々が続きました。

「ドラッグストアにマスクがなくてどうする!」「俺がコロナになったら責任を取れるのか!」「そんな状況で店を開けるな!」本当に心無い言葉だと思います。率直なところ、それが私の責任でしょうか。しかし、お客様からの苦情は、いつも利用いただいている分まだ私も苦しくも受け止めなくてはなりません。何よりつらいことは、これまで本当に優しかったエリアマネージャーのお人柄が、これも上からの圧力が激変し、その方から非常に辛い罵声を浴びせられたことでした。ストレスで脱毛症です。これでは仕事は続けられません。

転職して正解だったかも このご時世でも楽しく働けています

とにかく会社が殺伐としている状況で、また私自身仕事を辞めた直後には貯金もなく、インカムもなくなり、離職票をもらって失業保険、などと悠長なことを考えている暇もありませんでした。とにかく何かバイトでも、なるべく高収入なものを、と探して見つけたのが、レンタル彼氏の仕事です。

レンタル彼氏、というといきなり飛躍しているように聞こえるかもしれませんね。自分でも前職とのギャップに少し驚いてしまいそうになります(笑)しかし、結果からいえばこれは、転職して正解でした。私は元から、人と話すのが何より好きな性格なのです。明るい方ですし、このメンズバーの業界に向いている、と応募時点から何か感じるものがありました。

入店して少しびっくりしたのは、お店が、とにかく衛生に気を配っていることです。面接のときにも説明がありましたが、新宿という都心で、万全の予防策を講じたシステムを取っており、このご時世でもお客様のご利用が途絶えることなく、私も連日指名をいただいています。

仕事でストレス解消! これが私の天職です

このレンタル彼氏の仕事のやりがいは、本当に様々な業界の方、いろいろな知識をお持ちのお客様と仲良くお話をさせていただけることです。話し好きな私としては、こんな楽しく、自分に合ったことで、こんないいお給料をもらっていいのかな、と恐縮してしまうほどです。

今までは千葉からアルバイトで通勤していましたが、生活の基盤が固まってきたので、そろそろ上京して腰を据えてこの高額バイトに力を入れようかと思っています。もちろん脱毛症も治りました。これからの将来のことは、まだ未定ですが、少なくとも転職して正解だった。以前よりもずっと見通しは明るいです。仲違いのようになりましたが、以前お世話になったお店の方とも、いつか連絡を取って和解することができたら、と思います。