アルバイト体験談

中卒の僕が大卒の友達よりも高収入になった理由

投稿者 幸成 (24歳)

まずはボーイズバーに勤めるまでの経緯を書かせて頂きます。父親が高校2年の時に交通事故で他界したのをきっかけに、高校中退して地方の旅館で働き始めました。通っていたのが私立高校だったので、母親のパート収入だけでは通学が不可能になったからです。

旅館の仕事は、学歴不問で中卒でも採用してくれて、時給も900円と当時の僕には魅力的な仕事に見えました。青春を犠牲にした分、その倍以上の価値を手に入れて見せると意気込み、楽しい高校生活を送っている友人をよそに、とにかく経済的自立を目指して頑張りました。

友達が高校を卒業したころ同窓会に招待してもらったのですが、みんなが年下に見えました。その頃はすでに旅館をやめて上京し、都内で飲食業の仕事に就いて収入もそこそこあったので、お金を稼げるようになると、稼いでない奴らが子供に見えるんだな、と優越感に浸ったものです。中卒でも立派にやれるじゃないかと、高校中退して良かったとさえ考えました。でも友達が大学を卒業して就職したとき、僕は愕然とします。

友達から給与明細を見せてもらったのですが、初任給なのに僕の給料より高いのです。高校・大学と遊びほうけてきた連中の初任給が僕より高いなんてありえない、今まで僕は何をやってきたのだろうと呆然自失状態になり、中卒の悲しい現実を知らされました・・・。僕は友達に負けたくないと思い、今の仕事をしながらできる副業が無いか探し始めました。

少なくとも今の飲食業の仕事では収入を上げるのは極めて難しく、今以上にお金が欲しいならもう副業するしか方法がないのです。泣きながら高校を中退したのだから、その分取り戻したい。その初心はまだ消えておらず、リベンジを誓いました。選んだ仕事は高収入が期待できるボーイズバーのアルバイトです。とても人気のあるさわやか系のお店です。
面接を受けると即採用を言い渡され、さっそくその日から仕事を始めました。同じ飲食業界なので、とくに抵抗なく打ち解けることができました。また、仕事自体は体力を全く使わないので、本業にもさほど響かないし、自分いとってはとても好都合です。また、様々な業界のお客さんがいらっしゃるので、そのような方々との会話はとても勉強になります。あくまでも副業なので毎日その店で稼ぐことはできないので、週に2~3回というペースですが、お客様の指名も得られて収入は増え、現在では本業の収入を追い越してしまってます。

さらに嬉しいことに、大卒の新入社員の年収をはるかに超えることもできました。こうなるとどんどん意欲も湧いてきます。自分の店(飲食店)を構えて社長になるという夢が湧いてきたのです。10代から色々紆余曲折がありましたが、ボーイズバーのおかげで高収入を得られて、余裕のある暮らしができるだけでなく大きな夢もできました。今は頑張って自分の店を持つために資金を貯めることに専念し頑張っています。