都内のスポーツジムに勤めていました
25歳の会社員です。地方の出身で、大学卒業まで地元で暮らしました。大学は体育大学で、柔道をやっていて、柔道整復師の資格を取りました。そのあと、就職を機に東京に出てきました。やはり若いうちに一度、東京に出て仕事がしたいという思いがあったので、自分にもできそうな仕事の求人を東京で探して、スポーツジムのインストラクターという職にありつきました。
地方から東京に出てきて景色は一変し生活は新鮮でしたが、給料が安くて東京生活を満喫できるほどのお給料をもらうことができませんでした。生活するだけでギリギリで何も贅沢も遊びとかできないので、ネットで高額バイトの募集を見てこのボーイズバーのお店とのご縁ができました。順調にスタートし指名増え順調にいっていたんですが、同僚に副業をしていることを話したのがきっかけけで、副業が会社にバレ、どっちかを選択しろと言われ、結局本業の方を辞めることになりました。
つまずいたところからのリスタート
ただし、スポーツインストラクターの仕事を辞めたことについては未練はありました。フリーランスとして独立して成功されている大学の先輩沢山いらっしゃいますので、なんとなく自分もそういうふうになれたらいいなと頭の中でイメージはあったんです。
でもまあ、これで人生やり直しです。開き直って今自分にできることに精一杯取り組もうと考え、幸いボーイズバーのほうで何度もご指名いただけるお客様もいることだし、接客に力を入れることにしました。老舗店ということもあり、お店の集客力高くて、高収入が問題なく実現できるバイトですが、そうやって自分が強い意思を持つことでより稼げるようになったことも事実です。本当にちょっとしたご用事の手伝いにもお客様が呼んでくださるようになり、チップも含めると、だいぶ収入は上がりました。
お店で繋がったご縁でダブルワーク中です
今はボーイズバーの仕事と併せて、実はこちらのお客様が経営している別のジムでもアルバイトさせてもらってもらい、現在パーソナルトレーナーをしています。都心の会員制のジムなので、ちょっと有名な方も来られたりしてびっくりします。こちらのジムに就職しないかとお誘いをいただいているので、本業を辞めたおかげで人生が好転している感じです。
ここから先、どうなるのかわかりませんが、今の自分の生活には満足しています。一度は失敗しましたが、このお店で繋がったご縁で、結果的に人生やり直しできて良かったかもしれません。このままパーソナルトレーナーの道を究めるのも、良いかなと思っています。
店外指名のお客様には、ご要望に合わせてコンディショニングマッサージなどをしてさしあげて、「明日のお仕事もご無理なさらず」と、優しい言葉をかけるようにしています。これもボーイズバーの仕事を始めてからでるようになった言葉です。そうやって良心を持って人に接することで、また自分に戻ってくる良いものがあると信じて、今できることにしっかり向き合って頑張っています。