アルバイト体験談

ボーイズバーの出張ホストとAV男優を兼業中

収入が不安定なAV男優

福岡県出身の23歳です。県民性というか、何でもやってやるぞという気合いだけは負けません。映像に興味があり、映画を撮りたいので、とにかく下積みのつもりで現場に入りたくて、とあるAV制作会社に就職しました。そこでADをやりました。ちなみに撮影中に興奮したりすることはまずありません。

ADの仕事をこなしている中、「体つきなかなかいいんじゃない?」とプロデューサーに言われ、流されるままにAV男優としてもいくつかの作品に出演しました。親にはどう言い訳したらいいだろうと少し考えましたが、まあ別にそんなことが汚点を残すことはならないだろう、むしろ有名になったときの箔がつくくらいだ思い、そっちでも気合いを入れて頑張りました。

もしかしたらこのままAV男優でいけるんじゃないか? と思っていたところプロダクションが倒産。しばらくフリーというか直でAV男優を続けていましたが、結果的に名前が売れるほどの男優にもなれず、収入も不安定なので、何か高額バイトを副業で始めることを決意しました。ボーイズバーの求人募集をネットで見つけ「俺ならなんとでもなるだろう」と気楽に思い応募しました。

実は酒が飲めないのですが問題なし

九州男児の名折れのようですが、実は僕は酒が飲めません。求人の内容にあった高収入、不定期出勤OK、学歴不問というこの店の素晴らしい好待遇ではあっても、ボーイズバーなので、酒が飲めないのはさすがにきついかなと不安はありましが、マネージャーさんからは、特に問題ないとのことで、無事採用していただき、生活も安定してきたのでとても助かりました。

AV男優の仕事も急遽呼ばれることもあるので、ボーイズバーのほうは店外指名オンリーで出張ホストとしての仕事をメインにしてもらっています。現在AV男優と二足のワラジ状態で、どちらも表立って人に言うことではないですが、指名いただけるお客様には話のネタに、AV男優をしていることをお伝えしています。やっぱり食いついていただけるので楽しいですし、個性も出やすくしっかり覚えていただけるので、ありがたいです。

とりあえず前向きにやっていくだけです

映像作品を作りたい、映画監督になりたいという思いは空回りして、こんな妙な二足のワラジをやっている姿を、まさか以前までの自分は想像しなかったわけですが、現実にはこの通りです。生活が最優先で、将来のことを考える余裕は、今のところ、正直ありません。

けれど、根が目立ちたがり屋でナルシストな面もある自分には、映像制作など裏方の仕事よりは、こうやって前に出る仕事の方が向いているかもしれません。どちらの仕事も魅力的なので、しばらくAV男優兼ボーイズバーの出張ホストの掛け持ちを続けていこうと思います。とりあえず前向きにやっていったその先に必ず何かがある。そう信じて生きていきます。