アルバイト体験談

地方出身のサラリーマンです。副業でお金を稼いで余裕のある生活を実現しました

投稿者 ケン(21歳)

地方から東京に出てきて、見つけた仕事は、すごく中途半端なものでした。

なんとか正社員として雇ってもらえましたが、中身は超ブラックです。時給換算すればバイト以下だし、余裕のある生活とは程遠く、自分の分は何とかなっていても、東京に出てきた目的である、母親に仕送りできるだけのお金を稼ぐことはできませんでした。

うちは両親が離婚していて、家が貧乏です。なんとか公立高校までは出してもらったけれど、学歴なんて、まあ、ないに等しいし、地元では仕事が見つけられませんでした。これ以上母に頼ることはできないので、東京に希望を求めてやってきたんです。

でも、今の仕事を続けても、この先が良くなる兆しというのは、一切ありません。自分だって余裕のある生活なんてできるはずもないし、それどころか、ちょっと体調でも崩して入院することにでもなったら、もう本当、一転して借金生活になる予感もしていました。

とはいえ、いきなりスパンと辞めてしまって別の仕事を探すというのも、自分的にはちょっとどうなんだろうという感じでした。それなりに会社には世話になった恩もあるし、最初は副業という程度で、何か新しい稼ぎ方が見つけられないかと、ダブルワークでできる高収入なバイトを探してみました。

その結果、最初に候補になったのは、夜間の棚卸のバイトです。

でも、内情をいろいろと探ってみると、やはりキツそうです。とても兼業で続けられるものでもないと聞いて、別のバイトをいろいろあたり、同じように夜の空いた時間を使う仕事でも、体力的にはまったくキツくないという、ボーイズバーの募集を見つけました。

しかも、ダブルワークでも可らしくて、一度これに挑戦してみることにしたんです。

面接は結構あっさりとした雰囲気で、すーっと採用になってしまい、「こんな感じでいいのかな」なんて思いながら働き始めたのですが、確かに仕事的に複雑だとか、そういうのはありませんでしたね。

ただ、どうしても接客業という、未知の仕事なので、最初は多少ぎこちない形でお客様をお相手する日々が続きましたが、その中で、本当に基本中の基本である挨拶とか、丁寧な喋り方とか、相手に面白がってもらえる話題の探し方とか、そういうものを学ばせてもらいました。もちろん、自分の本業とは両立したままです。

それでも「しんどい…」ということは本当にそんなにないし、そんなに「兼業」という感覚でもなく、夜はこの仕事で刺激を貰うような気分で、今はわりと気楽に働かせてもらっています。

たくさんお金を稼ぐこともできているし、まだ若いうちにトライして良かったです。今はわりと指名だってもらえますが、あと数年遅れていたらどうなっていたかわからないし。

おかがで今は生活にも少しずつ余裕ができて、母親にもお金が送れるようになりました。当初の目的を果たすことができた今は、「いつか店をやってみたい」と思っていた、自分の夢をかなえたいです。そのために、今後もしばらくは、兼業でボーイズバーにお世話になりつもりです。