アルバイト体験談

ガテン系からまるで畑違いの仕事に転職して正解

投稿者 裕太 (24歳)

僕はここ5年ほどガテン系の仕事に就いていました。実は高校中退の中卒で、左官の仕事に就いてある程度技術を覚えて、しばらく工務店で働いていたのですが、リーマンショックの煽りもうけてその工務店が倒産し、それから本格的なガテン系の仕事に転職し、地方の工事現場を転々とする生活が始まりました。若い頃にしかできない仕事と頑張っていましたけど、将来のことなんてあまり考えていなくて、周りの職人の影響で、ギャンブルにもはまっていたり、なんの目標もなく毎日その場しのぎの生活をしてました。

本当はデスクワークみたいな楽な仕事がいいのですが、学歴がないので全くもって無理です。ただし、ガテン系はそれなりに給料が高いので、この仕事で若いうちにとりあえず稼げるだけ稼いでおこうと思いました。そんなとき、休憩時間中に現場に足を運んだのが不幸の始まりで、倒れてきた鉄骨が左足を直撃したのですが、そのときたまたま安全靴を履いていなかったので、足の甲を骨折してしまったのです。こうなるともう仕事はできません。安全義務違反だと言われ、そのままクビになってしまいました。

2週間ほど入院し、その後もリハビリを続けやっと元通りになったのですが、怪我のショックでガテン系に戻る意欲が全く失せていました。そしてその後僕が就いた仕事はホストでした。自分でいうのもなんですが、割とイケメンのほうだと思っていたので、ホストがいいかなと思って転職したんです。でもその商売をやるにあたり、最低限必要なものが僕にはなかったのです。実はお酒があまり得意ではなかったんです・・。もちろんお酒が飲めなくても成功しているホストはいるのですが、それを補うだけの話術などもなく、女性からの指名も取ることができず結局ホストもだめで、しばらくパチスロで食いつなぎつつぶらぶらしていました。

そして次に就いた仕事がこちらのボーイズバーです。高額アルバイトの求人サイトでみつけて応募したのですが、面接後即採用してくれました。採用の理由は「顔と身体ももちろんいいけど、君には人間味がありそうな点を特に評価した」と説明してくれました。ガテン系の採用時も、ホストの採用時も、人間味なんて見られたことはありません。僕は初めて自分自身を評価してくれたとそのとき思いました。現在は稼ぎたいというのと、他に仕事のあても特にないので、週5で仕事しています。3か月ほど経ちますが、ようやく慣れてきたという感じです。

ちなみにボーイズバーではお酒が飲めなくても大丈夫で、巧みな話術もいりません。お客様に誠実で明るく接することさえできれば問題ないと思います。事実、僕はお店でお酒を一滴も飲んでいませんし、ナチュラルにお客様に接しているたけです。でも最近、指名が取れるようになり、複数のお客様から懇意にしてもらっています。将来のことを考える余裕も、少しずつ出てきましたので、これからもこちらのボーイズバーで楽しく仕事してたっぷり稼いで、自分のやりたいことや目標を見つけて頑張っていきたいと思います。